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トリセツショーで2分で嗅覚トレーニングのやり方を奥谷文乃先生が紹介!

トリセツショーで2分で嗅覚トレーニングのやり方を奥谷文乃先生が紹介! ヘルス&ビューティー

2025年9月11日放送のNHK「あしたが変わるトリセツショー」で、嗅覚の回復を目指す「2分で嗅覚トレーニング」のやり方が紹介されました。

教えてくれたのは、高知大学医学部地域看護学・耳鼻咽喉科学講座 耳鼻咽喉科医 奥谷文乃先生です。

協力として、金沢医科大学名誉教授 三輪高喜先生も参加されています。

2分で嗅覚トレーニング

このトレーニングは、単純な方法ながらも脳や神経へしっかり刺激が入る点が印象的です。

匂いを感じる力は普段は意識しないけど、生活の質や健康にかなり大きく関係しています。

初めてやってみると「本当にただ嗅ぐだけ?」と半信半疑でしたが、香りを意識することで頭がクリアになる感覚があり、家族で取り組むのも楽しいと思いました。

嗅覚が失われたときの健康被害

嗅覚が失われると、日常生活や健康面でさまざまなトラブルが起こりやすくなります。

たとえば、食べ物の腐敗臭に気づかず食中毒リスクが上がったり、ガス漏れや火災の匂いがわからず事故につながる危険があります。

また、嗅覚とともに味覚も感じづらくなるため、食事が美味しくなくなり食欲不振や栄養不足を引き起こすこともあります。

さらに、嗅覚の低下は認知症やパーキンソン病など神経疾患の早期サインになることが知られています。

最新の研究では、嗅覚障害のある人は健康リスクや死亡率が高まるという報告もあり、嗅覚の維持がQOL(生活の質)だけでなく、全身の健康や安全にも深く関わっていると感じます。

もし嗅覚の異常があれば、早めに耳鼻咽喉科を受診したいものです。

2分で嗅覚トレーニングの効果の理由

  • 2009年にドイツで提唱された方法で、嗅覚障害治療ガイドラインでも推奨されています。
  • 「何の匂いか」を意識して嗅ぐことで、嗅神経や脳の神経回路を効果的に刺激できます。
  • 異なる種類の香りを組み合わせることで、嗅細胞へ多角的な刺激が加わり、機能の維持や回復に役立ちます。

実際にデータでも効果が認められ、特に意識して「何の匂いか」と考えながら嗅ぐことで脳への刺激が増すそうです。

番組では、1年間嗅覚トレーニングをしたところ、しっかり嗅覚が戻りいちごの熟れ具合を匂いで感じ取っていた男性が紹介されました。

以前はトーストが焦げた匂いもわからず、焦げ臭い中パンを食べていたそうです。

継続すれば少しずつ変化を感じられる人が多く、地道なケアで体はしっかり応えてくれるのだと思いました。

2分で嗅覚トレーニングのやり方

  1. レモン、ユーカリ、クローブ、バラ(また日本人向けにはみかん、緑茶、バニラ、コーヒーなど)4種類の香りを用意します。
  2. 1種類ずつ「これは何の匂いか」と意識しながら、15秒間しっかり嗅ぎます。
  3. 4種類全部を1セットとして、朝晩1日2セット行います。

用意する香りは家にあるものでOKという手軽さがうれしいです。

鼻に近づけて嗅ぐだけなので、生活のどこかで数分作ればできます。

無理なく続けられるので、「継続が力なり」を実感します。日替わりで香りを変えてみたり、家族で違いを話し合うのもおもしろかったです。

ポイント・注意事項

・香料や化学薬品などの強すぎる香りは嗅細胞を傷めるため避けましょう。
・鼻の病気(鼻茸や慢性副鼻腔炎)の場合はまず専門医で治療を優先してください。
・匂いが分からなくても諦めず、継続することが大切です。
・普段の食事やお茶のときに好きな香りを意識的に嗅ぐのも効果的です。

注意点があるのも現実的でありがたいですね。

特定の病気がある場合は無理せず専門の先生に相談した方が安心です。

トレーニングは続けてこそ意味があるので、気軽に構えつつ、健康管理のひとつとして毎日の習慣にできると感じました。

まとめ

2分で嗅覚トレーニングについてまとめました!
嗅覚を鍛える方法はなかなか意識する機会がありませんでしたが、やってみると「生活がちょっと豊かになる」体験でした。

家族や友人と違いを共有したり、少しずつ匂いの変化を感じると嬉しくなります。

大げさでなく、日々の何気ない香りに目を向けることって、心身の健康にすごく役立つんだと実感できるやり方です。

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