2024年9月6日の『ガラッとチェンジマン』は、各分野のプロが出演者の苦手なことや悩みを華麗なコーチングで克服させる、TBSの新感覚激変BeforeAfterバラエティ番組です。
「子どもの食べ過ぎに悩むお母さん」には、子どもでも無理なく実践できる”錯覚ダイエット法”を伝授。プロのアドバイスで、親子で健康的な食生活を送るヒントが満載です。
教えてくれたのは、東京慈恵医科大学附属病院の管理栄養士、赤石定典先生です。挑戦者は、10歳の丈絢くん。体重は56kgあります。平均的には35kgなので、生活習慣病にまっしぐらです。
錯覚ダイエットとは?子どもの大食いを防ぐポイント
錯覚ダイエットとは、食器の大きさや色、盛り付けの仕方を工夫することで、実際に食べる量を減らしつつも満足感を得られるというダイエット法です。
小さなお皿の効果
小さめのお皿を使用することで、同じ量の食事でも多く見え、満足感が得られやすくなります。
同じ大きさでも周囲を囲うもののサイズで大きさが違って見えるデルブーフ効果を利用しています。
例えば、小さめの食器を使うと盛り付けた料理が多く見えるため、少ない量でも満腹感を感じやすくなります。また、食器の縁の幅が広いと盛られた料理の量が少なく感じられるという研究結果もあります。
コーネル大学の研究では、皿の直径を30cmから25cmに変えただけで、カロリー摂取量が平均22%も低下したことが報告されています。
これで、1食で500kcal減らすことに成功しました!。
盛り付けにも!ヘルムホルツ錯視の活用
250gのハンバーグをそのまま盛り付けるのではなく、4つに切って広げることで面積が大きく見えるヘルムホルツ錯視を活用したダイエット。
これで、200gのハンバーグを文句を言わせず食べさせました。ご飯も洋風にお皿に広げることで満腹感を引き出します。
しかし、空腹時には錯覚の効果が薄れ、食べる量を減らすことが難しくなるという指摘もあります。
イスラエルの研究チームが行った実験では、満腹グループは錯覚に引っかかったものの、空腹グループは正確に判断できたそうです。
そのため、ビーフジャーキーをかんで満腹中枢に20分くらいかけて届くようにしました。また、海鮮丼もタコやイカを入れて沢山噛むようにお母さんが食事を用意しました。
そして、細いお箸をつかうことで食べる時間を稼ぐように工夫しました。
丈絢くんの錯覚ダイエットの結果は?
この番組の収録中に中継があり、丈絢くんに突撃インタビュー!
結果、1ヶ月で33,470kcal減らし、3.6kgの減量に成功しました!!!
何も知らずに痩せられるのは嬉しいですね。真実を告げられた丈絢くんがこのまま少なめのご飯を続けられるかは疑問が残りますが…^^
まとめ
お子さんの大食いを防ぐためには、小さめの食器を使うことに加え、よく噛んでゆっくり食べる習慣をつけさせることが大切です。
また、食事中は楽しい会話を心がけ、テレビを消して食べ物に集中できる環境を整えましょう。間食はなるべく控えめにし、どうしても食べたい時は寒天ゼリーなどの低カロリーなものを選ぶのがおすすめです。
食べる量を無理に制限するのではなく、バランスの取れた食事と適度な運動習慣を身につけさせることが、健康的な体づくりにつながります。
盛り付けを工夫したり、家族団らんの時間を大切にしたりしながら、長期的な視点でサポートしていくことが何より重要ですね。
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