2024年7月10日放映の『ホンマでっか!?TV』では、に登場した評論家軍団が夏野菜の新常識を徹底解説してくれました。
夏野菜は栄養価が低いと思われがちですが、実は驚くべき効果を持っています。
知られざる夏野菜のパワーSP!ダイエットや熱中症予防に効果的
キュウリはスポーツドリンクの代わりに?ダイエットにも効果的!
キュウリの成分は95%が水分で、夏場に失われがちなカリウムも含まれています。美容栄養学専門士の池上淳子さんによると、運動後にキュウリを丸かじりすることが熱中症対策に効果的だそうです。
さらに、キュウリには脂肪分解酵素が含まれており、こってり系料理と一緒に食べることで脂肪分の吸収を抑えてくれるとのこと。ダイエットにもぴったりですね。
もやしを絶品にするもやし屋さんのドレッシングNOHEA(ノヘア)
大豆もやし、もやしも栄養分が豊富に含まれています。
もやしをごちそうに変える絶品ドレッシングは、石川県金沢市にある有限会社三吉商店は、1953年創業のもやし製造会社で、現在は3代目の石橋隆太郎氏が代表取締役を務めています。
北陸三県で唯一の「もやし屋さん」として70年以上続いています。新規事業として「もやしを食べるシーンに付加価値をつけたい」という想いからドレッシングの製造・販売を始めました。
三吉商店が手掛けるドレッシングと調味料のブランドは「NOHEA(ノヘア)」で、以下のようなラインナップがあります。
- ノヘア玉ねぎドレッシング
- ノヘアクリーミーチーズドレッシング
- 金沢ゆずポン酢
特に、ノヘアクリーミーチーズドレッシングは、タルタルソースのような濃厚な味わいが特徴です。
もやしの特徴である「味がないところに味がある」という点に着目し、どんな味にも変化し食感を加えることができるという発想から生まれたNOHEAブランドのドレッシングは、もやし製造会社ならではの新たな挑戦となっています。
赤パプリカはシミ予防と美肌に効果あり!
ピーマンの種とワタ部分には、血液サラサラ成分が豊富!でも、赤パプリカには、さらにビタミンCやカプサンチンが豊富に含まれています。
美容栄養学の池上淳子さんは、「カプサンチンには抗酸化作用やがん予防効果が期待できる」と述べています。シミ予防や美肌効果を期待するなら、赤パプリカを積極的に取り入れましょう。
ピーマンが苦手な場合には、チンジャオロースがおすすめです。
野菜を食べすぎると早死に!?
生物学者の池田清彦さんは、野菜を食べすぎると早死にすると断言。野菜中心の食生活よりも、様々なものを食べたほうが健康的です。
ベジタリアンは、1.2倍脳卒中になりやすいのです。なんでもほどほどが大事。
栄養価ケタ違いのスーパー夏野菜「モロヘイヤ」
野菜ソムリエの小堀夏佳さんがオススメするのは、モロヘイヤ。他の野菜と比べても桁違いの栄養が含まれているそうです。抗酸化力がブロッコリーの約7倍!
- βカロテン:皮膚や粘膜の健康維持に重要
- ビタミンC:美肌やコラーゲン生成に不可欠
- ビタミンE:抗酸化作用や血管の健康に効果的
- 葉酸:細胞の生成や再生を助ける
普段あまり食べる機会がないかもしれませんが、スーパーで見たら買いです!!ぜひ取り入れてみてください。
ナスには自律神経を整える効果が!
生物学者の池田清彦さんは、ナスに含まれるカリウムについて解説。
「カリウムには、ナトリウム(塩分)の排出や血圧上昇を防ぐ効果がある」
と述べています。ストレス社会で乱れがちな自律神経を整えるためにも、ナスを食べることをオススメします。
糖度20度以上!極生フルーツコーン
長崎では、極生フルーツコーンが生で食べられると人気!糖度も高く、20度以上になる時期も。
砂糖みたいです。甘すぎて怖いくらいです!オイシックスで取り扱っているようです。
家庭菜園は認知症予防に効果的
生物学者の池田清彦さんは、家庭菜園について言及。
「野菜を育てることで、認知機能の低下を防ぐことができる」と述べています。
家庭菜園を始めることで、野菜の栄養だけでなく、認知症予防の効果も期待できそうです。
トマトはミニトマトがおすすめ!
リコピンが3倍含まれています。ビタミンCも2倍!
水分量が少なく、熟しているものがおすすめ。常温で2~3日置くとリコピンが60%増えます。食べるときに冷やしてくださいね!
品種改良により、千恋(ちこ)というヘタのないミニトマトも開発されています。枝についたまま収穫できるという画期的なトマトです。ヘタを残して品種改良ができます。
ヘタがないことで、蒸散もせず長持ちもします。
北海道のラワンぶき
とっても大きいふきです‼️ジブリみたい!ほらふきという佃煮が、ご飯がすすみます!
ラワンぶきは北海道足寄町の螺湾川沿いに自生する日本一巨大なアキタブキの一種で、高さ2~3m、茎の直径約10cmにもなります。
螺湾川の豊富なミネラル、冷涼な気候、火山灰土壌などが影響して大きくなると考えられています。
ラワンぶきはアクが少なく、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルや食物繊維が豊富で、シャキシャキとした歯触りと新鮮な香りが特徴。6月上旬から7月上旬が旬で、この時期に味わえます。希少性が高く、主に産地直送の通販サイトから入手できるが、入手しにくい山菜の一つとなっています。
ブロッコリーのスルフォロファンが体の老化を防ぐ!
ブロッコリーに含まれるスルフォロファンが、体の糖化を防ぎます。ブロッコリースプラウトに多く含まれているのでおすすめです!
もっとスルフォロファンを入れたスーパースプラウトもあります。ブロッコリーの20倍くらい含まれています。1日25gの摂取で十分なんです。
できれば、ブロッコリーもスーパースプラウトも生で食べてくださいね。
子どもがブロッコリーが苦手なのは、口内細菌にシステインリアーゼが多くいるためです。子どもと一緒に野菜を育てると、野菜に愛着が湧き食べてくれるようになります。
オクラは食べすぎると下痢になる
オクラは食べすぎるとおなかがゆるくなります。10本以上一気に食べるのはおすすめしません。ゴーヤも気をつけましょう。
玉ねぎの茶色い皮のケルセチンを積極的に摂ろう‼️
食べにくい玉ねぎの茶色い皮。実は、栄養が豊富なんです。
ケルセチンが血管を柔らかく、血液サラサラにしてくれます。皮は食べにくいと思うのですが水に溶けやすいため、お茶パックに入れて味噌汁に入れると成分が水溶性なので染み出します。
献立表を食べたくなる給食に!
給食栄養士の松丸さんによると、給食のネーミングにも工夫をしています。
野菜の洋風煮込みをカポナータに。味噌が入っているので、「さいきょうカポナータ」という献立にして興味を持ってもらっています。悟空になれそうな気がしませんか?
ネーミングは大事です!
ドレッシングが美味しいと野菜が食べやすいです。給食には制限があるので、玉ねぎやりんごのすりおろしを加熱すると食べやすくなります。ドレッシングをフライパンに入れて、りんごを10回ほどすりおろし、弱火で2~3分煮ると美味しいドレッシングの出来上がりです!
まとめ
夏野菜は栄養価が低いと思われがちですが、実は驚くべき効果がたくさん!キュウリはスポーツドリンクの代わりになり、ダイエットにも効果的。
赤パプリカはシミ予防と美肌に良く、ナスは自律神経を整えてくれます。モロヘイヤは栄養価がケタ違いのスーパー野菜。家庭菜園は認知症予防にもなるそう。
夏バテ知らずで元気に過ごすなら、夏野菜を上手に取り入れるのが秘訣!今年の夏は、おいしく栄養たっぷりの夏野菜を食べて、健康的に乗り切りましょう!
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