2024年9月12日の「林修の今知りたいでしょ!」では、目の乾燥、足のむくみ、抜け毛、長引くせき、便秘など、最近感じている体の不調が実は猛暑によるダメージが原因だったというテーマを取り上げます。
林修の今知りたいでしょ!長引くせき対策
長引くせき対策・新型コロナウイルスの変異株やマイコプラズマ肺炎
今年の夏は、新型コロナウイルスの変異株やマイコプラズマ肺炎で長期にわたり苦しめられた人も多いのではないでしょうか。
そんなウイルスによる咳の原因に、猛暑による気管の夏バテが関係している可能性があります。
10万人以上の呼吸器疾患を診断した山上淳先生に伺うと、気管には繊毛という毛が生えていて、暑さでその繊毛の動きが悪くなるそうです。
細胞の上で繊毛が1本1本ムチを打つようにしなりながら動いているのですが、猛暑でこの繊毛の機能が低下すると、ウイルスや細菌が侵入するリスクが高まってしまうとのことです。
繊毛の働きと気温の関係を調べた研究では、約35度から40度の温度で最適に機能し、この範囲外では機能が低下してしまうと報告されています。
東京女子医科大学の山上先生によると、今年の猛暑で場所によっては40度から45度の空気を吸い込んでしまう状態になるそうです。
熱を溜め込むアスファルトや、風の流れを遮るヒートアイランド現象によって、40度を超える空気で繊毛の働きを弱めている可能性があります。
長引くせき対策・繊毛を回復させる対策
では、夏のダメージを受けた繊毛を回復させるにはどうしたらいいのでしょうか。その方法は至ってシンプルで、水をこまめに飲むことだそうです。
水分補給による冷却効果によって回復が期待できるのですが、繊毛の細胞は水分を失いやすいので、特に水分補給が大切だと言えます。
ちなみに、水を飲むタイミングですが、寝る前が良いそうです。
まとめ
猛暑の影響で知らず知らずのうちに体がダメージを受けているかもしれません。
夏のダメージを受けた繊毛を回復させるには、こまめな水分補給が効果的だそうです。特に寝る前の水分補給が良いと言われています。
今年の猛暑が咳の原因になっていたとは驚きました。繊毛の働きを知ることで、咳対策としての水分補給の重要性がよくわかりました。
今からでも意識して水を飲むようにしようと思います。
当日放映された他の内容はこちらです。
コメント