2024年7月4日放送の「林修の今知りたいでしょ!」で国立環境研究所客員研究員の小野雅司先生が熱中症について紹介していました!
「熱中症」涼しい環境も危ない!?
今年は、特別警戒アラートを創設。35以上です。今年は熱中症患者が大幅に増える可能性が。すでに、6月で熱中症患者は例年の2倍以上です。
早すぎる猛暑!5月から水分を取れといっていましたね。北海道も熱いです。
熱中症は、涼しい環境でも起こる可能性があります。
体が暑さに慣れていない
急に暑くなった時や、冷房の効いた部屋から急に外に出た時など、体が暑さに慣れていないと、うまく体温調節ができません。そのため、涼しい環境から暑い所に出ると、熱中症になるリスクが高くなるのです。
暑熱順化が大事です。汗をかくことによって、体の熱を拡散しやすくなります。水分補給しながら運動するなどして、汗をかく機能を高めましょう。ムリのない範囲で行ってください。
若い人で1週間~10日、高齢者で3週間かかる暑熱順化。暑い日中を避けて、ウォーキングを週5日。お風呂でもOKです。
熱帯夜に気をつけるべきこととは?
搬送される人は、夜中や朝方に多いです。
日中の熱のダメージは、夜間に回復しますが夜間の最低気温が高くなってしまうと時間差で熱中症が発症する場合もあります。
夜間の最低気温の恐ろしさ。フランスを熱波が襲ったとき、死亡者数の多い8/11~13日は、最低気温が25.5℃は観測史上最高だったのです。
連日の熱帯夜に、体に熱が蓄積した可能性があります。
持病や体調不良がある
特に熱中症に注意すべき人は、心臓病や糖尿病など、持病がある人は熱中症になりやすいです。また、風邪気味で体調が優れない時も要注意。室内で安静にしていても、体温調節機能が低下している場合があります。
重症化してしまうことがあるので気をつけましょう。
脱水状態になっている
汗をかいたり、トイレが近くなったりして水分が不足すると、体温調節がうまくいかなくなります。室内にいても、こまめに水分補給をしないと脱水になり、熱中症の危険が高まります。
#7119で、熱中症の相談ができますので困ったときは頼ってみてください。
応急処置はFIREです。F水分補給、I冷却、R安静、E119番通報が必要です。急ぐ場合はこの順番を逆にしましょう。
梅雨入りが遅い
遅すぎる梅雨入りが、さらに熱中症のリスクが高まります。猛暑と湿度のダブルパンチです。
今年は例年よりも平均気温が4℃高いのです。湿度が高いと、洗濯物が乾きにくいです。汗が出にくくなってしまいます。汗を逃がしくくなります。体の中に熱がこもり熱中症になるのです。
暑さ指数を指標にしています。WBGTは、気温、輻射熱、湿度がベースになってます。1:2:7で、湿度をとても重視しているのです。
東南アジアの人のほうが、能動汗腺が多いのです。フィリピン人は280万、日本人は230万と人種によって異なっています。
環境省のサイトではLINEで警戒情報を得ることができます。
服装が適していない
暑い日に、厚手の服や通気性の悪い服を着ていると、汗が蒸発しにくくなり、体温が上がりやすくなります。室内でも、服装には気をつけましょう。
このように、涼しい環境でも熱中症のリスクはゼロではありません。室内にいる時も、こまめな水分補給を心がけ、体調の変化に気を配ることが大切です。
また、エアコンの温度設定は適切にし、急に温度差のある所に出るのは避けましょう。体が暑さに慣れるまでは、無理のない範囲で少しずつ活動するのがポイントです。
熱中症は命に関わる危険な病気ですが、正しい知識と予防法を実践すれば防ぐことができます。暑さを甘くみずに、しっかり対策をとるようにしましょう。
熱中症の予防法、対処法
林修の今知りたいでしょ!で紹介される国立環境研究所客員研究員の小野雅司さんに聞く、熱中症の原因、予防法や対処法をまとめました。
熱中症の原因は主に以下の3つです。
1. 気温や湿度が高い環境
2. 激しい運動や作業による体温の上昇
3. 体が暑さに慣れていない
予防法としては、
– こまめに水分と塩分を取る(特にお年寄りや子供は喉が渇いていなくても)
– 扇風機やエアコンで室温を調整する
– 外出時は日傘や帽子を使い、日陰を歩く
– 体温を頻繁にチェックする
– 午後の暑い時間帯の外出は控える
などが有効です。
もし熱中症かな?と思ったら、
1. 涼しい場所に移動して安静にする
2. 衣服をゆるめて体を冷やす(氷や冷たいタオルを使うのも良い)
3. 水分と塩分を補給する
4. それでも症状が良くならない場合は迷わず救急車を呼ぶ
これが大切です。
まとめ
熱中症は命に関わる危険な病気ですが、正しい知識を持って予防することで防ぐことができます。小野先生は「周りの人と協力して熱中症対策に取り組むことが大事」だともおっしゃっていました。
夏場は節電も大切ですが、健康を損なわない程度にエアコンは使いましょう。熱中症予防に気を付けて、元気に夏を乗り切ってくださいね!
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